納税や事務処理のこと

仕事が出来る人の場合、IT関連企業では独立できる人、というイメージが強いように思います。
一般職に比べて、IT関連の業務は個人の能力の差によるところが大きいので、やはり業務レベルが高いと、やがては独立して事業を起こすことが可能な業種なのかもしれません。

ですが独立できる人というのは、どの業種でも限られた人になるようです。
いくら業務レベルが高くても、業務以外の能力が低くては独立は難しい、ということです。何事にも向き不向きがあるように、独立できる人も向き不向きがあるのかもしれません。
仕事をする上での業務処理能力がとても高く、スキルやキャリアがあっても独立に必要とされる能力はまた別にあります。
例えば営業能力も必要ですし、自分の仕事内容や出来上がりなどを高く売り込む能力が必要とされます。もちろん、期待以上の成果を出すことが出来る能力も必要です。

実務とは関係がなさそうですが、業務をする上で経理関係の能力もとても重要になってきます。
消費税や法人税、また個人事業主税などは毎月の支払ではありません。預かり金として処理し、年に一度、納税の必要があるのです。
報酬として受け取ったお金を、ちゃんと管理しておかなくては納税の時に大慌てするいったことになってしまいます。その為には税に関する知識や、また経理にかんする知識もある程度必要になってくるのではないかと思います。

独立を考えたときには、その為に関係する知識や勉強をしておかなくてはいけません。
実際に独立するまでにどれだけの知識や情報を得ることが出来るかによって、独立してからの安定性に違いが出てきます。向き不向きは努力でフォローすることが出来る、ともいえるのではないかと思います。

まず、開業する際にすぐにしておいた方が良いのは開業届でしょう。これを出しておくだけで、確定申告の際にだいぶ節税につながります。というのも、確定申告には青色と白色の用紙があり、開業届を提出していれば、青色申告することができます。その内容は、税金をいくらか控除してもらえるということです。白色では控除の対象にはなりません。個人事業主として活動するのであれば、ぜひ覚えて欲しい内容ですね。